青色申告とか

初めての「消費税及び地方消費税の確定申告」

2022/03/03

個人事業主になってからなんとか免税事業者でいられるように1,000万円を超えないよう受注を調整していたのですが、2019年度は大きな案件の受注が多く、売上が1,000万円を超えてしまいました。
仕事が忙しく調整する気力も体力もなかったため、諦めてそのまま素直に課税事業者となりました。
2019年度の売上が1,000万円超えて課税事業者となったので、消費税の納付が発生するのは2年後の2021年度分の確定申告からとなります。
確定申告にはMFクラウドを使っているため、そんなに難しくないだろうと呑気に考えていました。。。というメモです。

どうやって消費税の確定申告をすればいいの?

MFクラウドで年度切り替えを行うときに、課税事業者か免税事業者か設定することになっています。
課税事業者にすると仕訳入力時に税区分を選択する項目が増えました。
これを使って消費税の確定申告も簡単にできるんだろうなと思っていました。

まずは普通に所得税の確定申告

MFクラウドの確定申告系の機能は、毎年12月頃にならないとさわれないようになってます。PDF等に書き出せるのは年明け1月すぎてから。
そのためまずは通常の確定申告の入力を1月中旬に終わらせ、1月下旬までには消費税の確定申告も準備できればいいかなと考えていました。
所得税の確定申告は毎年行っているのでなんの問題もなくスムーズに準備は完了しました。

MFクラウドで消費税の確定申告

所得税の確定申告の準備が終わったので消費税の確定申告の準備に入ります。
が、MFクラウドのメニューをいくら探しても消費税の確定申告に関するものが見つかりません。
しょうがないのでサポートサイトで検索してみました。


MFクラウドサポートサイト

回りくどい回答が書かれてますが
MFクラウドで消費税の確定申告は対応していません
ということです。
「対応していますか?」の問いに「対応していません」で答えない謎。

消費税の確定申告方法①:手書き

出来ないものはしょうがない。
まずは税務署から送られてきた消費税の確定申告用紙があったので手書きでいけるか確認してみました。


消費税の確定申告用紙

無理でしょこれ。ていうかめんどくさい。手書きは却下。

消費税の確定申告方法②:MFクラウドをやめる

MFクラウドで出来ないなら他のサービスに切り替えればいいんじゃね、ということで調べました。
freeeは対応しているようです。
ただ料金が高い。MFクラウドの倍以上。
そしてサービスを切り替えるのめんどくさい。。。
さすがにまた0から操作方法を覚えるのもめんどうなので、サービスを切り替えるのも却下。

消費税の確定申告方法③:困った時の国税庁

いつまでにやるのかすら分かっていなかったため、まずは猶予を確認する意味で国税庁ホームページを確認しました。

Q23 消費税及び地方消費税の申告は、いつまでにすればよいのですか。また、どのように行えばよいのですか。

A 個人事業者の令和3年分の消費税及び地方消費税の確定申告は、令和4年3月31日(木)までです。

 国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」では、画面の案内に沿って金額等を入力することにより、税額などが自動計算され、消費税及び地方消費税の確定申告書などを作成できます(確定申告書等作成コーナーはこちら)。
 詳しくは、「確定申告特集」をご覧ください。

引用:国税庁 確定申告期に多いお問合せ事項Q&A【消費税及び地方消費税の申告等】

確定申告書等作成コーナー!!
所得税の確定申告はMFクラウドで書き出したものをe-Taxで申請するので、確定申告書等作成コーナーは完全にノーマークでした。
最初に確認しろよ、ということですね。。。
消費税の確定申告は確定申告書等作成コーナーを使うことにしました。

消費税及び地方消費税の確定申告は超簡単「確定申告書等作成コーナー」を使おう

国税庁ホームページに記載のとおり、画面の案内に沿って金額等を入力するだけで税額などが自動計算され、消費税及び地方消費税の確定申告書が簡単に作れます。
(私は簡易課税なので、「売上(収入)金額」を入力するだけでした。)
作る流れでそのままe-Taxと連携するので申告も簡単でした。
「確定申告書等作成コーナー」で作った申告書の提出方法はe-Taxのほかに「印刷して提出」も可能なので、e-Tax対応していない個人事業主も使えます。


確定申告書等作成コーナー

まとめ

申告開始まで1ヵ月なタイミングで、MFクラウドで消費税の確定申告が出来ないと知った時は焦りました。
税務署も申告書と分厚い書き方の書類を送りつけてくるのではなく、「確定申告書等作成コーナー」を使えば簡単に申告できるよという告知だけ行えば紙の無駄も軽減するんじゃないですかねと思いました。