青色申告とか

IT系個人事業主の仕訳入力は「事業主借」が簡単便利

2022/05/12

IT系の業務委託をしている個人事業主だと青色申告をしている方が多いと思いますが、青色申告は複式簿記の帳簿が必要となりめんどくさいし意味がわからん!ってなりますよね。
ちょっとでも楽したい!ということで、私は貸方の勘定科目は「事業主借」で統一しました。

「事業主借」で仕訳入力する場合の仕訳例

消耗品を1,000円で購入した場合の仕訳例

借方勘定科目 貸方勘定科目
消耗品費
1,000円
事業主借
1,000円

1,000円の消耗品を個人のお金で払った、という意味となります。
つまり、売掛金(クライアントから振り込まれる業務委託費)を個人のお金にしておく必要があります。

①請求時の仕訳

借方勘定科目 貸方勘定科目
売掛金
100,000円
売上高
100,000円

②振り込まれた時の仕訳

借方勘定科目 貸方勘定科目
普通預金
99,790円
売掛金
99,790円
事業主貸
源泉所得税
10,210円
売掛金
10,210円

③引き出した時の仕訳

借方勘定科目 貸方勘定科目
事業主貸
99,790円
普通預金
99,790円

請求書を出したときに、まずは①の仕訳登録をします。
振り込まれた金額は10.21%の源泉所得税が引かれるので②のように「事業主貸」の「補助科目」で「源泉所得税」を登録します。
(②の売掛金の合計が請求時の金額とイコールになります。)
最後に銀行からお金を引き出して③を登録し、個人のお金にしておきます。

「事業主借」で仕訳入力する場合の注意点

仕訳登録が簡単になる分、残高確認はできなくなるためお金の管理は自分でしっかり行う必要があります。

まとめ

本業が忙しいのにやってられるか!って人も多いと思いますが気持ちはわかる。
ちょっとでも手を抜いてきっちり確定申告していきましょう。