IT系の業務委託をしている個人事業主だと青色申告をしている方が多いと思いますが、青色申告は複式簿記の帳簿が必要となりめんどくさいし意味がわからん!ってなりますよね。
ちょっとでも楽したい!ということで、私は貸方の勘定科目は「事業主借」で統一しました。
消耗品を1,000円で購入した場合の仕訳例
借方勘定科目 | 貸方勘定科目 |
消耗品費 1,000円 |
事業主借 1,000円 |
1,000円の消耗品を個人のお金で払った、という意味となります。
つまり、売掛金(クライアントから振り込まれる業務委託費)を個人のお金にしておく必要があります。
①請求時の仕訳
借方勘定科目 | 貸方勘定科目 |
売掛金 100,000円 |
売上高 100,000円 |
②振り込まれた時の仕訳
借方勘定科目 | 貸方勘定科目 |
普通預金 99,790円 |
売掛金 99,790円 |
事業主貸 源泉所得税 10,210円 |
売掛金 10,210円 |
③引き出した時の仕訳
借方勘定科目 | 貸方勘定科目 |
事業主貸 99,790円 |
普通預金 99,790円 |
請求書を出したときに、まずは①の仕訳登録をします。
振り込まれた金額は10.21%の源泉所得税が引かれるので②のように「事業主貸」の「補助科目」で「源泉所得税」を登録します。
(②の売掛金の合計が請求時の金額とイコールになります。)
最後に銀行からお金を引き出して③を登録し、個人のお金にしておきます。
仕訳登録が簡単になる分、残高確認はできなくなるためお金の管理は自分でしっかり行う必要があります。
本業が忙しいのにやってられるか!って人も多いと思いますが気持ちはわかる。
ちょっとでも手を抜いてきっちり確定申告していきましょう。