青色申告とか

6月に税務署から突然通知がくる予定納税とは?

2022/08/10

むちゃくちゃ儲かって確定申告で所得税および復興特別所得税をたくさん納税した人は6月に突然税務署から予定納税の書類が届くと思います。この通知がきた人は払う必要がありますので内容をちゃんと確認しましょう。

予定納税とは?

予定納税とは、その年の所得税および復興特別所得税の一部をあらかじめ納付するという制度です。
予定納税基準額が15万円以上である場合、その年の所得税の一部をあらかじめ納付します。
確定申告書Bの45が予定納税基準額です。
納税額の2/3が予定納税額(2回にわけて納付)、残りは確定申告時に納税することになります。
予定納税で税金を納めすぎた場合、確定申告時は還付金として納めすぎた税金が戻ってきます。

例:
・予定納税基準額:30万円
・第1期の予定納税:10万円(30万円×3分の1)
・第2期の予定納税:10万円(30万円×3分の1)

・翌年確定申告で確定した所得税および復興特別所得税:10万円

上記の例の場合、予定納税で20万納付しているため(確定した税額よりも多く納付済のため)確定申告では10万円還付されます。

予定納税額の納付タイミングは年2回

予定納税することになった場合、下記の2回で納付することになります。

予定納税の納付時期
第1期:7月1日〜7月31日
第2期:11月1日〜11月30日

予定納税額がある場合、税務署から6月15日までに書面で通知されます。

予定納税が払えない場合は減額申請

その年の6月30日時点で所得税及び復興特別所得税の見積額が予定納税基準額より低くなる場合、減額申請ができます。(7月15日までに申請)
申請はe-Taxで行うと簡単です。

まとめ

確定申告書Bの45が15万円以上だった場合、予定納税することになりますので確定申告時に確認するようにしましょう。(7月までにお金を用意しておきましょう)予定納税を忘れると高利率の延滞税がかかりますのでご注意ください。