中古で程度の良いE-PM1とHOLGAレンズが売ってたので購入。(合わせて7千円ぐらい)
昔トイカメラブームというのがありまして(2000年代前半)トイカメラ=HOLGAみたいな時代がありました。
当時のHOLGAはフィルムカメラなんですが、120フィルムを使用しています。フィルム代高い+現像代高い+トイカメラなのでまともには写らない(それがトイカメラの売りですが)という3重苦。私は耐えられず早々にデジタルへ移行しました。
今回中古で購入したE-PM1は2011年に発売されたオリンパスのレンズ交換式ミラーレスカメラ。同じ時期に発売された「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」の下位製品という位置付けのカメラで、メニューや機能が簡略化されたモデルでした。
設定とかいちいち触らず基本カメラ任せで綺麗な写真をとりたい初心者向けとされていましたが、私のようなめんどくさがりにもピッタリなカメラです。
今のミラーレスと比べても小型軽量で散歩カメラにちょうどよく、画素数は1230万画素となっておりブログやSNSに投稿する分には問題ありません。
ただ、10年以上前のカメラということもあり、シャッター音が大きい。このカメラは電源を入れたときにもシャッターの初期化のためシャッターが動作する音がします。
音に敏感な動物を撮影するのには向いてないかなと感じました。
アイコン
HOLGAレンズはHOLGAというトイカメラのレンズをぶった切ってレンズのみを売ってる、という商品です。
焦点距離は25mm、絞りF8固定、レンズ含め全てがプラスチック製となっており、まさしくトイレンズ。発売当初は新品で3千円程度でした。
当然マニュアルレンズなんですが、人のアイコン~山のアイコンに合わせるというざっくりしたもの。もともとHOLGAはそういうカメラなので、ファインダーみながらピントリングまわして撮影!なんてことはしません。(出来なくはないですが)
絞りF8固定と暗いため、室内での撮影は大体ブレブレです。
当時のトイカメラとは違いデジカメでこのレンズを使ってしまうと、画面を見ながらピント合わせができてしまったり、カメラによっては手振れ補正が効いたり、デジカメとしては当たり前のことができてしまう結果「当時のトイカメラぽくない普通の写真が撮れてしまう」という現象が起きます。
それを回避するためにも、トイカメラはトイカメラらしく「ピント合わせは目測」「手振れ補正は切る」「画面は見ない」ぐらいの割り切りで使うのが、正しい使い方なのではないかと考えてます。
失敗ととるのか、味ととるのか。現像するまで結果を予想できない楽しさが当時のトイカメラにはありました。
あー、トイカメラってこうだったなあ。。。と感慨にふけ、そっと押し入れにしまいました。(このカメラとレンズを組み合わせた見た目は好きなんですけどね)